もうすぐ有機農業学会の大会(発表準備中)

ちゃんと正会員になったので(`・ω・´)今年は発表しますぉ。(過去3大会を涼しい顔で非会員参加していたら「え?まだ会員じゃないの?ありえない!」と島根大会の巡検で某Oさんに言われてしまいました…。スミマセン×∞)

今回は自分のバックボーンである地理学的なアプローチではなく、農業経営あるいは農業経済的?でしょうか。これまでわたし自身が全く扱っていないテーマ・内容だったので、要旨の原稿作り(A4×3枚)からして、かなり難産でした…当日までにパワポもしっかり完成できるのかしら(一抹の不安)。

申し込んでいる要旨のタイトルは「新規就農者のロールモデル構築に関する一考察―有機農業者の事例から―」としてあります。タイトルはそのうち学会のページでも紹介されると思うので、いちおうリンクを。

■大会のFacebookページ:第16回日本有機農業学会(京都)大会
有機農業学会のウェブサイト

最近は青年就農給付金といった形で、新規就農者への手当てが仕組みとしていろいろ考えられるようになっています。でもだからといって新規就農する若者が劇的に増える見込みも無いだろうと感じています。新規就農者を増やす取り組みについては、いろいろな政策・方法・模索があって良いと思いますが、今回はロールモデルという概念・考え方を用いて、少し取り上げてみます。

農業(収穫)体験の一コマ 中央の彼女も新規就農した若者です(2015年7月撮影)

農業(収穫)体験の一コマ
中央の彼女も新規就農した若者です
(2015年7月撮影)

とにかく、いろいろな形で有機農業・関連分野の現場に関わる人が増えるように願っています。機関の一研究者としては誰かを直接雇用できるわけでもないのですが、あちこちの現場で見聞きした内容にもとづき、今回は有機農業をしたいと思って就農をした先輩達が、これまでどのような経験・過程を経てきたか、現地調査・インタビュー調査から見えてきたいくつかの内容をわたしなりにまとめ、共有・模索できると良いなぁと思います。現段階では理想的な農家経営論あるいは理論の提唱というよりは、事例観察にもとづく課題・問題提起といった内容で構成してあります。

そもそも日本全体で農家の数が減っている中、とはいえ少なくない若者・新規就農者が魅力を感じる有機農業、それを経営的に長く続けていくのは簡単ではないけれども、親から農業基盤を受け継がなくても(農家後継者でなくても)、ふるさとではない土地でいろいろな経緯で就農し、10年以上農業を続けられている人をこれまで何人も見てきました。また有機食品に対する日本の消費者のイメージは総じてポジティブなものであると思っていいと思います。そういった状況を活用しうる有機農業の潜在的な(ポジティブな)可能性、現実をふまえた持続性の保持を実現するにあたり、何かの道標となるような考え方を少しでも提供できると良いのですが…。(パワポづくり、頑張ります…)

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